防御膜が弱い、環境の変化に弱い
薄毛の80%はアトピー素因を持っている
皮膚(頭皮)は、幾層もの防御層で保護されていますが、その防御機能が弱い体質のアトピーやアレルギー体質の人が、薄毛になりやすいことが知られています。
アトピー、鼻炎、アレルギー体質の人は、体質的に防御力が弱いので、外部からの刺激の侵入を防御する機能が弱いため、シャンプーなどが毛穴から侵入しやすく、ダメージを受けやすい体質といえます。
上の図は、シャンプーで防御膜が洗い取られ、表面の角質がはぎ取られた状態。中の水分は蒸発するので乾燥肌になるいっぽう、シャンプーなどの洗浄成分が皮膚の中へ浸透していき、細胞にダメージを与えます。
そのため、毛は細くなり、寿命は短くなっていき、やがてうぶ毛状態になり、しまいには生えなくなり毛穴だけの状態になってしまいます。
だから、アトピーや鼻炎アレルギー体質の人は、防御膜を洗い取らない「Selection Wash(選択性洗浄)機能」を持つシャンプーが必要なのです。
アトピー素因を持つ肌は、皮脂が環境により「悪玉」の起炎物質に変化することがあります。(だからアトピー性皮膚炎は治りにくい)
皮膚の環境が悪化すると、皮脂の中に「起炎物質」がつくりだされ、じぶんの皮脂で炎症をおこすことになります。
シャンプーによりストレスやダメージを慢性的に与えられた頭皮は、起炎物質を作り出す環境となり、薄毛の頭皮の80%以上は「炎症」のある頭皮、またはストレスを感じてむくんだりする「頭皮の異常」が見られます。
薄毛の予防や改善をされたい人、アトピー素因を持つ人は、頭皮(細胞)ができるだけストレスを感じないシャンプーを使う方がいい。
「イブケアシャンプー」が、なぜアトピー、鼻炎、アレルギー体質の人に使われているのか、それは次の特徴があるからです。
①アミノ酸系洗浄成分のなかでも極めて経皮毒指数や刺激が低く、Pureアミノ酸の経皮毒性やアレルギー性の低い皮ふにやさしい処方です。
②髪や頭皮から防御膜やアミノ酸を洗い取らない、Selection Wash(選択性洗浄)機能を処方に組み入れています。
③アトピー肌にはストレスになるトリートメントやスタイリング剤を使わなくてもいい(使わない方がいい)処方構成。使っているうちに髪質はしだいによくなっていきます。
④頭皮や毛穴の中へ浸透させない処方構成。浸透させるシャンプーは「やさしいシャンプー」でも、刺激は持続して強くなっていきます。
⑤キューティクルや角質を、強引にはぎ取らない。
キューティクルが浮き上がり、そのすき間にシャンプーが残留して刺激源になりますし、角質がはぎ取られることで「刺激を強く受ける」ことになります。
⑥弱っている頭皮でも、毎日使えるよう、「やさしい洗浄力」と「保護力」や「回復力」を優先させた「頭皮にやさしいシャンプー」
右の画像は、毛穴の200倍拡大画像。頭皮に炎症があり、弱った血管が見えます。(血管の脆弱化、透過性の亢進、リンパ液が群れやすい状態)
このような弱った頭皮は、通常の2.3倍も刺激を受けやすく、やさしいシャンプーでも浸透して「頭皮の育毛環境を悪化」させる状態となります。
「炎症準備状態」の皮膚を持つアトピーやアレルギー素因を持つ人は、髪だけでなく「頭皮の健康状態」も配慮したシャンプーがひつようになります。
この状態が「毛穴の内部」までおよんで慢性化すると、抜け毛が多くなり、毛の短命化や薄毛につながっていきます。