「育毛剤を何本も使ったのに効かない」という言葉をよく聞きます。
下の写真はいろいろな状態の薄毛・細毛ですが、どれも1本の育毛剤で改善できるはずがありません。
つまり育毛剤は「体質、頭皮の状態、進行度、炎症の有無」などを判断して選ぶ必要があるのです。 そして使い方も細かく設定する必要があるのです。「薄毛にはこの育毛剤」と決めつけるのはマチガイ。
育毛剤の付け方、量、回数、頭皮マッサージの併用により、効果は違ってくるのです。
薄毛・細毛は最低でも6つ以上の原因が複雑に絡み合って発症し進行していきます。
体質や生活環境による個人差も大きいのです。
したがって薄毛・細毛を回復させるには、いくつもある原因を解消しなくてはいけません。
抜け毛が多いから必死になって抜け毛を止める。
皮脂が多いから皮脂を取り除く手当をする。
これらは症状に対しての改善であって薄毛・細毛を改善する手当ではありません。
何ごとも「原因」があって「結果」が生まれます。
つまり抜け毛とか皮脂が多いのは「結果」であって原因ではないのです。
いま現れている症状(結果)を解消するには、その「原因」を改善することを優先させる必要があります。
原因が何かを突き止めて、根本的な薄毛の原因を改善する手当を続ければ、しだいによくなっていきます。
当たり前のことですが、効果の高い成分は高額で取引されています。
激安商品がネットで氾濫しているのは、成分の品質や起源に大きな差があるからです。
もちろん効果も大きく違います。
たとえばコラーゲンは起源がブタ、魚、魚のウロコなどいろいろあります。 ゼラチンに近いものから、きちんとらせん状のものまで品質的に大きく違います。そして価格も30倍ほども差があるのです。
植物にしても産地、採集時期(年数)、使用する部位により効き目は大きく違います。
品名だけでごまかされてはいけません。高い成分が安く手に入るはずはないのです。
髪はどんなに手当をしても年に13cm、1ヶ月に約1cmしか成長しません。
さらに老化による薄毛・細毛は1ヶ月に3~5mmしか成長しません。
それなのに手当を始めたらすぐ老化した細胞が活性化して改善方向へ向かうと勘違いしている
人もたくさんいらっしゃいます。
このような人は今の手当をすぐあきらめてしまい「もっといい手当がないか」と探し始めます。
本当に薄毛・細毛を改善したいのであれば、4~6ヶ月はじっと辛抱して手当を続けましょう。
本人の目で見て「よくなった」と感じられるのは4ヶ月以後、遅い人は6ヶ月以後になります。
薄毛・細毛を改善した人は「しんぼう強い、あきらめない」人なのです。
海面の上に現れている氷山はほんの一部で、90%は海面下にあります。
薄毛・細毛も同じことです。いま目で見ている状態よりも、毛穴の中や細胞組織はもっと老化して進行しているのです。
表面に現れた症状だけで進行度を判断して、手当をしている方もいらっしゃいます。 そのような方の中には「治らない」と不足を言い、育毛剤やカウンセラーのせいにしてしまう人もいらっしゃいます。
かくれている90%に薄毛の原因があるので、その原因を根本から改善する手当を組み立てましょう。
そして4~8ヶ月は続けて手当をする覚悟を決めてほしい。
言葉巧みに商品を売りつける人が多いですが、ネットはまさに様々な情報で溢れかえっています。その中から「真実」を見つけるのは難しいことです。
自分の症状と原因を把握しても、的確な商品を選ぶのは困難です。
それに薄毛を「治す」のは商品ではありません。
的確な手当法で治していくのです。
たとえば「シャンプーの善し悪し」を主にシャンプーを選んではいけません。 症状や体質に適したシャンプーと「使い方」が必要なのです。
そこでこれらのことをきちんとアドバイスし、アフターケアもしてくれるカウンセラーがいる所で商品を購入することをおすすめします。
商品の効果だけでは、いくつも原因が重なっている薄毛・細毛は改善できません。